浜松市美術館で開催された『ウルトラマン創世記展』、最終日にようやく観覧できました。浜松市美術館なんて、もう10年以上行ってなかったな。
感想は…。もう最高でした。すごいすごい。2年前に高松市美術館でやった『ウルトラマン・アート展』もよかったけど、今回は『Q』~『80』までで、ボリュームたっぷり、見ごたえ十分でした。
今回の展示は、撮影当時の実物がとても多かったです。(館内は撮影禁止)
特に印象に残った展示を、思い出すままに挙げてみると…。
ケムール人(レプリカ)…本物じゃないけど、やっぱし不気味。あのパトカーに追いかけられる(白黒の)映像は、思い出しただけでも寒気がします。
ゼットンの小型円盤…やっぱり実物って、その質感とか、ほんとにリアルで感動します。
キングジョー…すべてのパーツが残っているわけではないけど、頭部、腰から脚部、腕の一部など、ちゃんと残ってるんですね。まさしくこれは考古学。遺跡から発掘された土偶や埴輪の一部分を見ているような感覚です。
『ウルトラマン』~『セブン』の実物マスクは、さすがに残っていないようでしたが、『帰ってきた』、『エース』からは、状態よく保存されているようです。
ジャックのマスクは、あまり古さを感じさせない。が、赤い部分って、経年変化で黒っぽく(こげ茶色)に変色するんですね。へーぇ。
エース、間近で見ると、眼ののぞき穴の部分がけっこう大きく空いている。ほー。
圧巻は、ウルトラの父!エース編の父マスクは、子供の頃から何百回も観てきたあのマスクの感じが、ほんとにリアルに感じられました。超感動!実際に見ると、エース編とタロウ編の父のマスクは、角の大きさとか質感が全然ちがう。やっぱりエース編の父は、本当に感動するなぁ。
小物類では、ジャックのウルトラブレスレット、レオのレオリング、アストラの足かせ(マグマチックチェーンというらしい)の本物が観られて、これもめっちゃ感動です。本物だ!ちゃんと保存されてるんだなぁ、すごいなぁ。
そして、なんとなんと!あのタロウの右手の掌!わかりますかね?東光太郎が「タロウっ!」と叫んで変身すると、タロウって右手を開いて、パーで飛んで出てくるんですよ(他のウルトラマンはたしかすべてグーだと思います。たぶん)。その右手です。実際見ると、でかい!マスクよりでかい。たしかにそうだよね。あの遠近感(3D感)を出すには、マスクより大きい掌じゃなきゃ、ああいう飛び出してくる感は出ないもんなぁ。そっかぁ。大人になって初めてわかることって、あるなぁ。感慨深いです。
↓以下は、レプリカのウルトラ兄弟。
この日(最終日)は、たくさんの親子連れの観客で、とても盛り上がっていました。いやぁ、ほんとによかったなぁ。もっと早くに来ればよかった…。
とてもいい一日でした。
ウルトラマン創世記展
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