うどんメモ【武蔵野うどん あそび】
私はなぜ、こんな(失礼!)埼玉の奥地まで来てしまったのだろう?
もとはと言えば、らーめん豚鬼の西塚店主から「関東に、背脂うどんを出してる店があるらしいっすよ」と聞いてしまったのが、事の発端。
そんな面白そうなうどん屋、行かざるを得んではないか!
というわけで、池袋から東武東上線の急行に乗り、1時間ちょっと。そもそも東武東上線って乗る機会がないからなぁ。それにしても遠いなぁ。すごいところだなぁ。小川町。四方を山に囲まれた盆地状の地形。古くから栄えた街だったようです。
冷汁うどん
東上線小川町駅から歩くこと20分ほど。曇り空だったとはいえ、やっぱり汗だく。そんな時は、冷たいうどんに限ります。
まずは、名前からして涼し気な、冷汁うどんをオーダー。2杯いただく予定だったので、麺は半分量で。
なかなかのド迫力。大きめの器になみなみと盛られた冷汁がめちゃくちゃ旨そう。聞くところによると、きゅうりが2本入っているんだそうです。
きゅうり2本!
もうとにかく、ムシャムシャむしゃむしゃ食べ進めます。きゅうりだけでも満腹になりそう。
で、このうどんですが、まぁ聞きしに勝る剛‣豪‣GO麺!
グワングワンのムニンムニン。ここまでの男麺は、なかなかないですね。当然よく噛んで食べるから、小麦の味と香りがしっかりと感じられます。
ごまがたっぷりで、みそ仕立ての冷汁とカタメのうどん、意外なほどよく合います。これはたまらんすね。クセになるかも。
別皿で、クラッシュにんにくと、ラー油が添えられてくるんだけど、味変に投入してみて納得。そうか!胡麻と味噌とラー油で、冷やし担々麺になるのか!これは、雰囲気がガラッと変わります。美味いわ。
濃厚背脂 燕三条系 肉うどん
二杯目。こちらがお目当ての、背脂うどん。あー、なるほど。こういうビジュアルね。豚の背脂がスープに浮き、トッピングにバラ海苔、生たまねぎ。そして武蔵野うどんらしく、糧(かて)にはほうれん草が鎮座しています。
味は、燕三条系を謳うだけあって、けっこうしょっぱめ。豚バラ肉と背脂の甘みがあるので、このぐらいの塩味でちょうどいいのかも。
うどんは、あったかいツユに入っているので、冷やしたうどんほどのゴワ感はなく、ほどよい硬さでした。
味変には、クラッシュニンニクをIN。豚とニンニク。これは、合わないはずがないよね。
二杯食って、満腹。大満足。わざわざ浜松から来た甲斐がありました。ごちそうさまでした。
お品書き
店の前には槻川(つきがわ)が流れる、とてものどかな田園風景でありました。