この記事を流し読み
らーめん覚え書【手打ラーメンたか】
香川県綾歌町栗熊の手打ラーメンたか。その存在を知ってはいた。32号バイパスを走っていると、通り沿いに看板が立っていたのをはっきりと覚えている(今はもう看板はないみたい)。
なにせ香川に住んでいたときは、自分がラーメンを食べる比率は、うどん1000に対してラーメン1。気になる店があっても、はまんど以外は入ったことなかったなぁ。
この日、綾歌町での打ち合わせが終わり、ふと思い出した。手打ラーメンたか、この近所だよな…。
グーグルマップを頼りにてくてくと歩いていくと、ありました。なんともノスタルジックな佇まい。お店は、大通りからは全く見えません。
テーブル席に座ると、「はい、どうぞ」と渡された2リットルのペットボトルとアサヒビールのグラス。
いいなぁ(笑)。良く冷えていておいしいお水でした。
ラーメンの種類はいたってシンプル。「大盛ラーメン」「ラーメン」「ラーメン定食」、以上。
ただし、居酒屋メニューは豊富。餃子、骨付き鳥(親、若)、ホルモンなどもあるみたい。
そしてもちろん、香川の食堂には定番のセルフおでんもあります。地元のおばちゃんたちが、おでんをつつきながら井戸端会議をしておりました。
ラーメン
このビジュアル。最高。ぐーのねも出ません。
トッピングはネギともやしと、普通の味付け海苔とうっすいチャーシュー1枚。模様が消えかかった丼も、しびれます。
あー、このちぢれ麺、文句なしに美味しいよね。ブルルンッとのどを通るときの心地よさがたまりません。
スープは鶏ガラベースでしょうか。とにかく甘ーい。讃岐(特に中讃から西讃)の中華そばの特徴ですね、この甘さは。砂糖なのか、化学調味料なのか。ラードを入れているのも見えたので、その甘みなのかもしれません。
チャーシューも甘い。旨い。
ふー、なんとも優しい味わい。結局スープまで飲んじゃいました。
おばちゃん、ごちそうさま。
おだやかな、雲ひとつない青空でありました。澄み渡った秋空にことでんは映えるなぁ。