広島の被爆建物、出汐倉庫(旧広島陸軍被服支廠)
広島に行く2~3日前にニュースになっていて、ぜひ行ってみようと思っていた、旧広島陸軍被服支廠。要するに、軍服や軍靴を作っていたところなんでしょうね。
いわゆる被爆建物なんですが、維持するにも莫大な費用が掛かるということで、取り壊しの話が進んでいるそうです。
いやぁ、行ってみて度肝を抜かれたのは、そのデカさ。先が見えないぐらい向こうまで、長~い建物が連なっている。
現存するのは4棟ですが、当時はなんと13棟あったらしい。端から端まで歩いてみたけど、結構な距離でした。
鉄製の頑丈な扉が反り返っているのは、おそらく原爆の熱でひん曲がったのだと思います。Wikipediaにもそう書いてあったので、たぶんそう。
爆心地からはけっこう離れているんだけど(2.7㎞)、これだけの影響があったんだなぁ。
なんていうんだろ?ほとんど終戦当時のまま残っているので、この空間だけ、戦後にタイムスリップしたような錯覚を覚えます。
戦争遺構として、なんとか保存できないものかと思いますが、維持費用を考えると、難しいのかもな。見に来てよかったわ、これは。