この記事を流し読み
らーめん覚え書【ぶたのほし】@兵庫 尼崎
せっかく関西に来たので、どうしても行きたかったお店へ。
尼崎のぶたのほし。
初めて来たけど、まずこの立地にビックリ。商店街ではなく、工業団地みたいなところに一軒だけラーメン屋。異彩を放ってます。実際、工場(倉庫)を改装したような店の作りですね。
11時前に到着し、なんとか1回転目にすべりこみセーフ。
無鉄砲の出身ということ以外は、まったく情報ナッシングで来たので、まずは『初心者の法則』で、券売機の左上ボタンの「とんこつラーメン」をプッシュ。「さかなとんこつラーメン」も惹かれるけどなぁ。
とんこつラーメン
カウンター席に座り、店主の一挙手一投足をじっくり観察。なんとも独特な雰囲気のある店主ですねぇ。いや、オーラがすごい。
オープン直前から、スープを炊く羽釜に、ゲンコツをガンガン叩いては入れ、叩いては入れ。ステンレスの棒(ほんとに棒!)でグリングリン、グワングワン混ぜては混ぜ。
そのベースのスープを直に丼に注ぎ入れるという、これ以上ないだろうという、まさしくフレッシュな豚の骨のスープ。構成はいたってシンプルですよね。
麺は、モソッとした食感のちぢれ麺。味は、自分にとってはちょっとカラメ(濃いめ)。スープは、初めて経験する世界かも。深いというか、豚の究極というか。一度や二度では、このすごさはわかんないし、伝えられないですよね。
かえし(醤油)以外の余計なものが一切入らない、この潔さ。うーむ、さすがとしか言いようがないです。ウマい。
店主がカウンター越しに、一人一人のお客さんに声を掛けている姿が印象的でした。この店主の人柄に惹かれて、たくさんのお客さんが足を運ぶんだろうな。
「暑い中、おおきに!」という店主の一言に感激し、店を後にしたのでありました。わざわざ来る価値のあるお店です。いろんな意味で、すごかった。