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世田谷のスナックでうどん!ママは‟うどんの女神”です。
三軒茶屋駅から世田谷線に乗り換え。世田谷線なんて乗るの何年振りだろう?鉄道マニアでなくても、ちょっとワクワク感がありますね。
松陰神社前で下車。
そこから徒歩1分のところに、目的地のスナックニューショーインはあります。
うーん、なかなかシンプルかつ、センスを感じるロゴですね。
この場所で、毎週月曜日のみ営業している、うどんスナック松と麦。ようやく初訪問です。
この提灯がかかってなければ、ちょっとわかりにくい。
扉はフツーにこれだし。
カウンターとテーブル合わせて20席ほどの店内は、ほぼ満席の大賑わい。いちおう、訪問することを事前に伝えておいてよかったわ。
古き良き、昭和のテイストを感じさせます。
松ト麦 御品書き
kinako(甘味)、なめこおろしぶっかけ
アルコールは飲めないので、とりあえずジンジャーエールを注文。
しばしママさんや隣の常連客と談笑をしていると、まず出来上がってきたのは、うどんの甘味。わお。ウマそう!どっから見ても和菓子。言われないと‟うどん”とは、わかんないですね。
黒蜜をかけて、いただきます。うん!これは餅。フツーにもち。ほんのーり塩味を感じるけど、それがまたいい!これ好きだわ。パクろう(笑)。
使っているのは、もち小麦の「もちひめ」だそうです。へーぇ、ママさん、さすがに何でも知ってんなぁ。すごい。
そして、次は正真正銘のうどん。さっきのもうどんですが…。
なめこおろしぶっかけ。これは定番中の定番ですよね。もう見るからに美味しそう。色つやが素晴らしい。やっぱり作り手の人柄がうどんにも表れるんでしょうか?透明感がすごいです。
この日の小麦粉は、金トビ志賀のきぬあかり。きぬあかりの良さを、ちゃんと引き出してますね。マツムギでは、ほとんど毎週、違う小麦粉でうどんを出しているそうです。それぞれの小麦粉の特徴をつかんでないと、なかなか出来ない芸当ですよね。
このうどん、すすり心地が抜群。うどんを表現するのに、あんまりコシって使いたくないんだけど(人によって定義が違うから)、ズズーッてストレスなくすすれて、ほとんど噛まずに飲めちゃうのが、ある意味理想かなと思っていて、このうどんはそれに近いんです。美味しいなぁ。ちゃんと小麦の香りも感じられるし。
あと出汁がむちゃくちゃ美味い。強烈にウマい。なんだこれ。後味すっきりなんだけど、後を引くおいしさ。なんとムロアジを配合しているんだと。そっちかぁ!それは盲点だったな。長命系ですかね、方向性は。やられたわ。これもパクろう(×2)。
うどんマスター?、うどん女子?、うどんのエキスパート?まぁいいや。うどんを知り尽くした人、井上こん女史。さすがの一言です。
こんさんの著書「うどん手帖」、もちろん持ってるんだけど、もう一冊買って、サインしてもらいました。ミーハーだなぁ(笑)。
松ト麦 営業時間
毎週月曜日のみ営業 18:00~24:00