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うどんメモ【うどん平】
博多へ行ったらここへ行こうと決めていた名店、うどん平。
この夏に移転オープンしたばかりのようですね。綺麗で清潔感のある、気持ちのいいお店です。
肉ごぼううどん
郷に入っては郷に従え。基本中の基本の肉ごぼううどんをオーダー。
おー、なんか美しい。というか、神々しい。
天ぷらの衣が汁に浸ってフニャフニャになるのが好きってのもわかりますが、個人的に天ぷらはカラッと揚がっているのが好きなので、ごぼ天は横に除けといてと。
ふむ。箸で持ち上げると、フルンとして柔らかい感触。
ズズッとすすると、うん、柔らかい。ふむふむ。なるほどぉ。先に食べた筑後地方のうどんとは、また食感が違いますね。
麺打ち場を見ていたら、生地も見るからに柔らかい。麺線は細目で、若干平打ち。
茹で時間を大将に伺ったら、10分とのこと。へー、短時間でここまで柔らかく茹で上がるんですね。
ふるるんとしたすすり心地。やわうどんの世界。魅惑的であります。
ここのごぼ天は、なかなか特徴的。衣がカリッとしてて、おもしろい食感ですね。
やっぱり一味と柚子胡椒。九州のうどんには、欠かせないアイテムです。
かしわとかかしわ飯とか呼ぶみたいですね。鶏の炊き込みご飯。やさしい味わい。おいしいわ、これ。
九州のうどんって、ご飯とセットが基本なんでしょうかね。うどんは汁もの(汁の中の具)っていう存在なのかもしれません。大阪(関西)のうどんもそれに近いものがありますね。地域によって、食の在り方はさまざま。食文化っておもしろい。